近視は病気であり、視力は確実に自然に回復する
本部千尋さんは、視力回復のためにまず必要なことは、「近視は治らない」という先入観を捨てて、「目は自然に治る」と信じるという発想の転換だと考えています。多くの子どもは近視で、親はすぐに眼科に連れて行きます。眼科では、近視であることを確認するために瞳孔を広げるように言われ、次に眼鏡をかけます。眼鏡をかけても、1年後には視力が悪くなり、また眼科に行くと、医者は眼鏡の度数を増やすように言い、子どもはさらに度数の大きい眼鏡をかけます。このサイクルが繰り返され、近視はどんどん悪化します。眼鏡をかければ近視が抑えられると思っていましたが、実際は改善しないどころか、どんどん深刻になっていました。本部千尋さんは、眼鏡をかけている近視の人は、眼鏡を松葉杖のようにしか使えず、その場しのぎの手段だと考えています。メガネは本当に視力を改善するものではなく、遅かれ早かれメガネを手放す覚悟をしなければなりません。なぜなら、メガネをずっとかけていると視力がどんどん悪くなり、度数もどんどん高くなってしまうからです。本部千尋さんによると、近視の人はメガネをかけるという近道をとってしまうことが多く、病気として扱わず、変化を起こさないそうです。そして、糖尿病などの他の病気と診断された場合、普通の人は健康増進のために日々の食事や運動を改善するよう気を配ります。視力が悪いとためらわずメガネに頼る選択をしてしまうと、視力を取り戻す可能性は断たれてしまいます。近視になってからすぐにあきらめるのではなく、なぜ視力が低下しているのかを考え、目の使い方や生活習慣を変え、近視は自分で治せると信じるべきです。また、近視は遺伝でどうしようもないと思っている人も多いようですが、本部千尋さんはそれを否定しています。親も子も目の使用環境や生活習慣が似ているため、近視になる可能性が高いと感じています。
血液循環を促進
近視の原理を明らかにするために、本部千尋先生は目の構造を説明し、長時間近くで目を使うと毛様体筋が常に緊張状態になり、賢い脳が怠惰になるために一連の調整を行い、目を近視に変え、近くのものを見ても毛様体筋が緊張しないようにする、と説明しています。近視の根本原因について、当科の乾坤療法は中医学の観点から出発します。古代では、目がはっきり見えないと「不鮮明視」と呼ばれていました。目に問題があったとしても、目だけの問題ではなく、血と気の循環の問題として捉え、全身に病気の原因を探り、漢方薬や鍼灸で治療していました。現代人は、ストレス、冷え、偏食などさまざまな原因で血流が悪くなります。血流が悪いと何が起こるのでしょうか。酸素や栄養素が目に届かず、視力低下や目の問題につながります。目の周りには太い血管はなく、非常に小さな毛細血管があり、心臓から遠いため、目自体の血液が循環しにくいことを知っておくことが重要です。毛様体筋が常に緊張していると、血液循環がさらに悪化し、焦点を合わせにくくなり、近視や遠視を引き起こします。また、目の筋肉も血流に大きく関係しているため、意識的に眼球を鍛え、豊富な血液供給を維持することが重要です。目の健康は、目だけでなく全身の血液循環と密接に関係しており、その中で最も密接に関連しているのは首の血液循環です。III. 視力トレーニングと脳トレーニングこのChihoは、視力を改善するための4段階の健康運動と、全身の血行を改善するための4つのマッサージ方法を共有しています。生活習慣と合わせて行うことで、近視、遠視、眼精疲労、ドライアイの改善だけでなく、眼病や老眼の予防にも非常に効果的です。忙しい人でも続けやすいです。本部ちひろさんは長年真剣にこれらの方法を実践しており、60歳近くになっても老眼用メガネをかけていないのが何よりの証拠です！これらのトレーニング方法は、温熱療法、目のマッサージ、視力改善エクササイズ、指マッサージです。これらの操作は、できれば呼吸と合わせて、リラックスした状態を保ちながら、ゆっくりと反力を作らずに、1回ずつ1回ずつ、1日6～10回行う必要があります。目の血行を良くするために行う場合は、全身の血行を良くすることと組み合わせるとより効果的です。全身の血行を良くするには、運動が最も分かりやすく、本部ちひろさんが推奨するエクササイズは、握手運動と深呼吸です。スクワット。体の冷えを改善し、自律神経を整える方法も紹介しました。血行を改善するためのもう1つの重要なポイントは、血行不良につながる生活習慣を特定して修正することです。たとえば、通常の読書やコンピューターゲームをプレイする座り方、目と目の距離の近さ、目の時間、正しい歩き方、食事に気を配るだけでなく、眼球を頻繁に動かす習慣を身につけることです。これに加えて、脳を鍛えることも重要です。何かを見るとき、目だけで見ているのではなく、脳は同時に目で見た情報を処理する役割も担っています。トレーニングの多くは、脳の活性化を促進して視覚の情報処理を強化することを目的としています。